コーヒーの種類一覧|アラビカ・ロブスタの違いと特徴【初心者向け】

「アラビカ?ロブスタ?豆の種類ってどう違うの?」

コーヒーを始めたばかりの方なら、一度は疑問に思うはず。

この記事では、コーヒー豆の主要な種類とその違いを初心者向けにわかりやすく解説します。

豆選びの参考にして、自分にぴったりの一杯を見つけましょう。


目次

  1. コーヒー豆の「種類」ってどういう意味?
  2. 世界で流通する主なコーヒー豆の種類 - アラビカ種 - ロブスタ種 - リベリカ種(補足)
  3. アラビカとロブスタの違いを表で比較
  4. どっちを選べばいい?初心者へのおすすめ
  5. 豆の種類と焙煎度、産地との関係
  6. よくある質問(FAQ)
  7. まとめ

1. コーヒー豆の「種類」ってどういう意味?

コーヒー豆は、もともと「コーヒーノキ」という植物の**品種(種類)**です。

私たちが日常で飲んでいる豆は、大きく分けて次の2つが主流です:

  • アラビカ種(Arabica)
  • ロブスタ種(Robusta)

その他にもリベリカ種などがありますが、一般的な流通量は少なめです。


2. 世界で流通する主なコーヒー豆の種類

▶ アラビカ種(Arabica)

  • *全体の約60〜70%**を占める主流の品種
  • 味:酸味があり、香り豊かで繊細な味わい
  • 標高1,000m以上の高地で栽培される
  • 病害虫に弱く、育てるのがやや難しい
  • 高品質な豆として扱われやすい

☕ 有名な産地:エチオピア、コロンビア、グアテマラ、ケニアなど


▶ ロブスタ種(Robusta)

  • *全体の約30〜40%**を占める品種
  • 味:苦味が強く、香りはやや弱め。独特の香ばしさあり
  • 低地でも育ちやすく、病気にも強い
  • 生産コストが安いため、インスタントコーヒーやブレンドに多用される
  • カフェイン含有量はアラビカの約1.5〜2倍

☕ 有名な産地:ベトナム、ブラジル、インドネシアなど


▶ リベリカ種(Liberica)※補足

  • 全体の流通量は1%未満とごくわずか
  • 味:個性的な香りと苦味。フルーティな印象も
  • 主にフィリピンやマレーシアなどで生産
  • マニア向けの「珍しい品種」として紹介されることが多いです

3. アラビカとロブスタの違いを表で比較

特徴アラビカ種ロブスタ種
味わい酸味・香り豊か苦味・重厚感
栽培環境高地・涼しい気候低地・暑い気候
栽培の難しさ病害虫に弱くデリケート丈夫で育てやすい
カフェイン量低め(1〜1.5%)高め(2〜3%)
価格帯高め安め
主な用途スペシャルティ・カフェインスタント・ブレンド

4. どっちを選べばいい?初心者へのおすすめ

  • コーヒーの香りや風味を楽しみたい方

    → アラビカ種(浅煎り〜中煎り)

  • 苦味が好き/ミルクや砂糖を加える派

    → ロブスタ種(中煎り〜深煎り)

👉 初心者には「アラビカ100%」や「アラビカ中心のブレンド」がおすすめです。クセが少なく飲みやすいため、自分の好みが見つけやすくなります。


5. 豆の種類と焙煎度、産地との関係

  • アラビカ種は浅煎り〜中煎りで香りを生かす飲み方が人気
  • ロブスタ種は深煎りで苦味を強調する飲み方が主流
  • 産地によっても味の特徴は変わります(詳しくは別記事へ)

🔗 関連記事:「【初心者向け】コーヒー豆の選び方|種類・焙煎・産地の基礎知識」


6. よくある質問(FAQ)

Q. ブレンドコーヒーってアラビカとロブスタのミックス?

→ はい、多くのブレンドはアラビカ中心にロブスタを加える形です。コクや価格調整のために使われます。

Q. 「アラビカ100%」って良い豆なの?

→ 品質が高い可能性が高いですが、産地や焙煎によって味は異なります。


7. まとめ

  • コーヒー豆には主に「アラビカ種」と「ロブスタ種」がある
  • 味・香りを楽しみたいならアラビカ、苦味やコスパ重視ならロブスタ
  • 初心者は「アラビカ種」からスタートすると失敗が少ない

written by

編集部

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