コールドブリュー(水出しコーヒー)の作り方とおすすめ器具【初心者向けガイド】
暑い季節にぴったりな「コールドブリュー(水出しコーヒー)」。ゆっくりと時間をかけて抽出することで、まろやかでスッキリとした味わいが楽しめる人気のコーヒースタイルです。本記事では、初心者でも簡単にできる作り方から、おすすめの器具までわかりやすく解説します。
コールドブリューとは?その特徴と魅力
コールドブリューは、低温の水で長時間かけて抽出するコーヒーのこと。ホットコーヒーを冷やしたアイスコーヒーとは違い、苦味や雑味が少なく、クリアな甘みと口当たりのよさが特長です。
- 抽出方法:冷水 or 常温の水を使い、8〜12時間ほど浸け置き
- 味わい:まろやか・低酸味・カフェイン控えめ
- 保存性:冷蔵庫で3〜4日程度保存可能
イラスト1(横幅400〜600px推奨)|水出しコーヒーの特徴まとめイラスト
- 内容:アイスコーヒーとの違いを図解し、特徴を吹き出しで「低酸味」「まろやか」「作り置きできる」などと表示
- 目的:コールドブリューの基本イメージを初心者に視覚的に伝える
基本の作り方|誰でもできる水出しコーヒー
水出しコーヒーの作り方はとてもシンプル。器具がなくても家にある容器で作れる方法もあります。まずは基本のレシピを紹介します。
用意するもの
- コーヒー豆(中深煎り〜深煎りが推奨)
- 水(軟水がベスト)
- 容器(密閉ボトル・ピッチャー・フレンチプレスなど)
- フィルター or 茶こし(抽出後の粉を取り除くため)
黄金比の目安(粉と水の比率)
豆の量(g) | 水の量(ml) | 味の濃さ |
---|---|---|
40g | 500ml | やや濃いめ |
50g | 750ml | 標準 |
65g | 1,000ml | スッキリ |
※抽出後に氷や水で割る場合は、濃いめに作るのがおすすめ。
作り方の手順
- コーヒー豆を中挽き〜粗挽きに挽く
- 清潔な容器に粉と水を入れる(粉→水の順)
- 軽く混ぜて、冷蔵庫または常温で8〜12時間放置
- 抽出後、フィルターや茶こしで粉を濾して完成
イラスト2(横幅400〜600px推奨)|水出しコーヒー作成手順4ステップ図解
- 内容:①粉を容器に入れる → ②水を注ぐ → ③冷蔵庫で寝かせる → ④濾して注ぐ
- 目的:テキストだけでなく流れが一目でわかるようにビジュアル化
フィルター式 or 浸漬式?抽出方法の違い
コールドブリューの抽出には、大きく2つの方法があります。
浸漬式(しんししき)
- 粉と水を混ぜて一定時間浸ける、最もシンプルな方法
- 器具不要、洗いやすい、家庭向け
フィルター式(ドリップ式)
- 水がポタポタ落ちる構造(ウォータードリップ)
- 上級者向け、抽出時間や味をコントロールしやすい
- 店舗などで提供されるクリアな味わいに近い仕上がり
方法 | 難易度 | 抽出時間 | 味わい | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
浸漬式 | ★☆☆ | 8〜12h | まろやか・甘みが強い | ◎(初心者向け) |
フィルター式 | ★★★ | 約4〜6h | クリア・すっきり | ◯(上級者向け) |
おすすめのコールドブリュー器具3選
HARIO(ハリオ)水出し珈琲ポット
- 容量:600ml / 1,000ml
- 特徴:メッシュフィルター一体型。容器に粉と水を入れるだけでOK。洗いやすい。
- 価格帯:¥1,200〜¥2,000前後
ボダム(BODUM)BEAN フレンチプレス
- 容量:1L
- 特徴:フレンチプレスでコールドブリューも対応可。ペーパーフィルター不要。
- 価格帯:¥3,000〜¥5,000前後
iwaki(イワキ)ウォータードリップ式コーヒーサーバー
- 容量:約600ml
- 特徴:上部から水を一定量ずつ落とすドリップ式。すっきりとした味わいを求める人向け。
- 価格帯:¥4,000〜¥6,000前後
イラスト3(横幅400〜600px推奨)|おすすめ器具3種比較図
- 内容:それぞれの器具の外観+特徴を吹き出しで表示(例:HARIO=簡単/iwaki=クリアな味)
- 目的:どの器具を買うか迷っている読者が自分に合った選択をしやすくする
水出しコーヒーをもっと美味しくするコツ
- 焙煎度は中深煎り〜深煎りがおすすめ:水出しは酸味が立ちにくいため、香りとコクを引き出せる深めの焙煎が相性◎
- 豆は挽きたてを使用:風味が鮮やかになり、香りの抜けが少ない
- 抽出後は冷蔵保存&早めに飲み切る:保存は冷蔵で3〜4日以内が目安
まとめ|ゆっくり抽出するだけで、カフェ級の味わいに
コールドブリューは、時間さえかければ誰でも簡単に美味しく作れるコーヒーです。暑い季節はもちろん、まろやかな口当たりが好きな方には一年を通しておすすめできます。
- 初心者なら「浸漬式」からスタート
- 比率は粉1:水15〜17が基本
- 専用器具があれば手間なく、味も安定
- 中深煎りの豆 × 粗挽き × 冷水抽出が黄金ルール
忙しい朝でも前日に仕込めばすぐ飲める。そんな“時短×本格派”の一杯を、ぜひあなたのルーティンに取り入れてみてください。
参考文献
- 一般社団法人全日本コーヒー協会 公式サイト
- 日本スペシャルティコーヒー協会 公式サイト
- 『The World Atlas of Coffee』 James Hoffmann 著
- 各メーカー(HARIO/BODUM/iwaki)公式サイト
(専門家レビュー後リライト済)
written by

編集部